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女性社長インタビュー

業歴5年以上の方をメインに、会社員時代のキャリアや独自のアイデアを活かしているスタートアップの方まで。
企業の裏話や事業継続の秘訣などを伺っています。

もっとグローバルに、<br/>全世界に通じるビジネスを。
Interview vol.41

もっとグローバルに、
全世界に通じるビジネスを。

Rie Ota Coaching Consultancy 太田理恵さん

http://www.lsbf.org.uk

1977年生まれ。父・日本人、母・台湾人のハーフ。大学では国際関係学を専攻し、異文化コミュニケーションや国際ビジネスに興味を持つ。留学経験として、アメリカ合衆国、台湾、タイ、英国で大学・交換派遣留学・MBA留学を経験。現在は、ロンドンで個人・法人双方にコーチングやNLPメソッドと活用しサービスを提供している。 保有資格は、米国NLP協会認定マスターNLPプラクティショナー&トレーナー、Ceritfiied Business Culture Trainer (UK) Certified TESOL teacher (UK)、Certified Group Trainer (UK)。 使用言語は、日本語・英語・中国語・台湾語・タイ語の国際派。

もっとグローバルに、全世界に通じるビジネスを。

国際派の両親の下、豊富な海外経験で培った国際感覚を武器にロンドンでコーチとして活躍する太田理恵さん。 彼女はパーソナルコーチングやセミナーの開催、企業の研修・講演講師など、自身の経験とスキルを活かして仕事をしている。 世界中どこでも通用する人間であろうと貪欲に理想を目指す彼女に話を伺った。

海外志向の日本人やロンドンのエグゼクティブ向けコーチをやってます。

現在はロンドンに来て4年目。ロンドンの法人向けに異文化コミュニケーション研修を行いながら、個人の方々に、コーチングを行っています。個人のお客様は、海外留学をした人や今後海外で活躍をしたいと考えている人が多いですね。コーチングでは、スカイプを有効活用しています。個人のお客様は、ブログ経由がほぼ100%です。6年前タイ在住時代から続けているブログで、私個人の生き方に共感した方が問い合わせてくださいます。結果的に日本のお客様が非常に多いです。コーチングのペースは、相談の上決めておりますが、短期集中型の方は週1回~。月1回の方もいます。
法人向けの研修では、グローバルに活躍するエグゼクティブ研修が大半です。最近では、企業の弁護士に対してグローバル対応するための研修や、海外駐在前のトレーニング、日本企業から買収された際のコミュニケーション方法などを担当させていただきました。他、MBAプログラムの講師やロンドンのCEOの方々に毎月ネットワーキングイベントでコーチングも行っています。ロンドンのお客様はエグゼクティブ層、管理職以上を対象としています。私自身の経験や強みを活かして仕事をしています。

国際的に、国を越えた生き方は親ゆずり。

実は、私は、父・日本人、母・台湾人のハーフです。両親はともに台湾の健康食品、運動器具を輸入する国際ビジネスを展開しており、私にとって幼少より海外は身近な存在。しかも父は日本語・英語・中国語・スペイン語を話し、母は母国語の中国語・台湾語のほかに広東語・日本語を話す国際派。ビジネスパートナーはアメリカ人。海外を行き来する両親を見て育ったものの、私自身は日本育ちで海外との接点はソニープラザの輸入菓子と洋楽くらいでしたね(笑)。ですが、両親の影響もあり、中学の頃の夢は、30歳までにアメリカに移住して仕事をすること。やはりアメリカは世界一のイメージがありましたからアメリカで仕事がしたかった。野心旺盛でしたし、世界規模で世の中に役立つ人間でありたいとずっと言ってました。せっかく生きるなら自分の存在を示していきたいと。仕事は自分の成長にあるものだから私の人生にははずせません。
現在は、ロンドンに住みアメリカへの憧れはかなり薄れたので、特にアメリカにこだわってません。むしろ、どこの国でも通用する人間でありたいと思っています。常に上昇志向、貪欲に国際派を目指してここまできました。

日本・台湾・アメリカ・タイ・ロンドンの5カ国生活で、MBAも取得!

18歳まではほとんど日本で生活をしました。海外生活初体験は、12歳の時、母の母国である台湾に中国語を学ぶため一人で海外へ。19歳で初めて念願、英語圏・アメリカへ半年。日本に帰国後、大学在学中に台湾に再度1年留学しました。最初に就職をしたのは日本企業です。貿易の会社で台湾と日本の橋渡し役。サーバー、モニターを台湾から輸入し、月1回出張。プロダクトマネジャーとして日本の量販店に商品を卸していました。日本企業は、仕事のレベルが高い為非常に勉強になりました。本当はアメリカに行きたかったのですが両親がタイへ移住する際、一緒にタイに行きました。2ヶ月で渡米するつもりでしたが、タイの居心地がよく3年ほど結局居座りました(笑)。ホテルやEコマースの会社にてフルタイムで働きながらMBA取得をするため、アメリカの大学のバンコク校にも週2回通いました。このMBAコースは秀逸で各国での単位が認められるんです。だから、MBAの2年目からロンドンで取るためロンドン移住をしたのが27歳(2007年)です。ロンドンでは、MBAコースに加えNLPプログラムにも参加し現在も勉強中です。MBAは、スモールビジネスにも活かせる部分が多数あり非常に有効ですよ。経営者の方におススメですね。

世界どこでも活躍できる仕事!が目標です。

現在は、世界中どこでも仕事ができるようになるための基盤づくりをしています。以前はアメリカに憧れていましたが、ロンドンは本当に多国籍で競争が激しく面白いビジネス市場ですよ。そしてスモールビジネスのための場所やツールが整っている。当面はロンドンで仕事をする予定です。次はオーストラリアが有力です。実は、昨年オーストラリア人の夫と結婚しました。二人とも国際派なので結婚式はタイ。各国から友人達が祝福に駆けつけてくれました。が・・・皆帰国のタイミングで、タイの空港封鎖に1週間近く帰国できなかった人もいるようです。私たちは新婚旅行でモルディブに行ってました(笑)。思い出深い結婚式です。
いずれ子育てはオーストラリアがいいかな?と思ってます。両親が一緒に仕事をしていたので、私も夫と一緒に仕事をすることも増えるのではないかと思ってます。仕事をしない自分は想像ができない。だから、世界中どこにいても、子育てをしても働けるスタイルを今年は確立したいです。また、インドなど他の国に強いプロフェッショナルとチームを組んで仕事をしています。さらにプロのパートナーシップを構築します。とにかく、どこでも通用するビジネスを場所にとらわれずすること!そんなスタイルが私の理想です。