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女性社長インタビュー

業歴5年以上の方をメインに、会社員時代のキャリアや独自のアイデアを活かしているスタートアップの方まで。
企業の裏話や事業継続の秘訣などを伺っています。

「できない事はない」と<br/>信じてユニークな発想を実現!
Interview vol.99

「できない事はない」と
信じてユニークな発想を実現!

株式会社クリエイティブPR 平野マユミさん

T企業の広報を経て、フリーランスとしてPR代行業を行い、様々な企業のPRを担当。その後女性向けフリーペーパーの立ち上げに関わり、広告営業に従事。5年間広告業界に携わり、2009年4月に(株)クリエイティブPRを設立し良心的な価格でサービスを提供。また、PR効果の認知度を高めるため積極的に中小企業や自治体に対して無料PRセミナーを行っている。個人・NPO・企業をマッチングする社会貢献サイト「豪田ヨシオ部」も運営。(公社)日本パブリックリレーションズ協会認定 PRプランナー。

「いつか社長に!」の夢を抱いて、PRの魅力を顧客と共に実感できるまで

会社経営をする父の背中を見て育ち、物心ついた頃から社長業に対する強い憧れがあったという平野さん。就職しても常に起業することを念頭に、広報・PR・広告の仕事に携わってきた。日本ではPRと広告の違いがあまり知られていないものの、双方にメリットデメリットがある。広告はネット・テレビ・雑誌など使う媒体によりすでに予算が決まっていて、限定的であるが目に見える形で結果を出す。対してPRは予算に応じた企画やイベントを組む。両分野での経験を積み良し悪しを知っているからこそ、企画次第で小予算ながらも大きな効果を生む可能性を持ったPRの道で独立した。 年間を通じた長期的な仕事は自社スタッフでまかない、期間限定プロジェクトの場合は内容に応じて適するパートナーに声をかけ自社スタッフを中心としたチームを組む。現在パートナーは50名ほど。顧客からの多様なニーズに応えられる。中小企業では広報部門がなく、外注のPR活動には高額なコストがかかると思われがちだが、クリエイティブPRではプロジェクトベースでチームを組むので人件費、固定費などを抑えながら守備範囲の広い仕事ができる。最大の魅力は、PRと広告の両方を知っているからこそ効率の良いサービスを提供できることだ。

大反響を生んだPR成功例- 軽い思い付きが「ペコちゃんを探してます!」プロジェクトに

会社経営をする父の背中を見て育ち、物心ついた頃から社長業に対する強い憧れがあったという平野さん。就職しても常に起業することを念頭に、広報・PR・広告の仕事に携わってきた。日本ではPRと広告の違いがあまり知られていないものの、双方にメリットデメリットがある。広告はネット・テレビ・雑誌など使う媒体によりすでに予算が決まっていて、限定的であるが目に見える形で結果を出す。対してPRは予算に応じた企画やイベントを組む。両分野での経験を積み良し悪しを知っているからこそ、企画次第で小予算ながらも大きな効果を生む可能性を持ったPRの道で独立した。
年間を通じた長期的な仕事は自社スタッフでまかない、期間限定プロジェクトの場合は内容に応じて適するパートナーに声をかけ自社スタッフを中心としたチームを組む。現在パートナーは50名ほど。顧客からの多様なニーズに応えられる。中小企業では広報部門がなく、外注のPR活動には高額なコストがかかると思われがちだが、クリエイティブPRではプロジェクトベースでチームを組むので人件費、固定費などを抑えながら守備範囲の広い仕事ができる。最大の魅力は、PRと広告の両方を知っているからこそ効率の良いサービスを提供できることだ。

大反響を生んだPR成功例- 軽い思い付きが「ペコちゃんを探してます!」プロジェクトに

遊び心から出た一言が企画になり予想をはるかに上回る大成功をおさめたプロジェクトがある。それは「ペコちゃんを探せ企画」だ。ペコちゃんグッズのプロモーションの話を受け、他社がありきたりな提案をする中「リアルにペコちゃんを出没させてみるか」の平野さんのつぶやきが企画書になり一発で採用。
ペコちゃんが一人で遊びに行ってしまい、捜索隊を結成したというニュースを企業リリースに掲載する事から始まり、ペコちゃんを浅草・秋葉原などの都内人気スポットに出没させて動画を撮影、すぐさま編集しSNSで発信して話題性を作った。それを見た若者達のSNSから自然とニュースが拡散して大反響。都内各地を移動しながら仕込み作業も伴う2週間のプロジェクトを乗り切るのは並大抵のことではなかったが、努力が報われ顧客も大満足。SNS効果の大きさを再認識すると共に、消費者を巻き込みそのパワーを味方にする新たなPR手法の可能性を実感した。
クリエイティブPRの強みは企画力とPR、イベント企画、社内報や会報誌などコミュニケーションツールの制作までワンストップで行えること。発想の豊かさとそれを実現する能力には自信がある。強みが存分に活かされ大成功となったペコちゃんプロジェクトは、のちに営業トークの絶好のネタとして新規顧客開拓にもつながり、一度顧客となった企業からは継続的に業務依頼があることからも、満足度の高さが伺える。

「中小企業のための会社になる!」-顧客開拓のためにテレアポで営業

創業当初は大企業の顧客がメイン。大手広告代理店と組むなど経営基盤を安定させた。しかし本来の起業の目的は中小企業に向けてサービスを提供する事。クリエイティブPRの持ち味「小さな予算である程度のPR効果を出す」ことは中小企業にマッチしている。
起業から5年目の2014年の年始、社員に対して「これからは中小企業のための会社になる」と発表。課題のない企業はないし、特に急成長している企業は社内にひずみがあるはず。広告代理店が営業をかけるのは大手企業がメインのため、社内外のPRを必要としている中小企業は少なくない。これまでの常識が常識でなくなるような、常に変化している時代。新しい提案がしやすい環境になってきた。取引のある信用金庫のビジネスマッチングサイトに掲載されている優良企業500社ほどに、社長自らも加わり片っ端から電話で営業をかけた。その時のテレアポ営業で取引に結び付いた企業も少なくない。自分の仕掛けたPRでメディアなどに取りあげられ、顧客企業と共にその反響を感じる事は快感そのもの。またその事が顧客企業の社員にとって誇りや自信につながり社内活性化になると言う。PRの仕事は商品や会社の認知度を上げる事のみならず社内環境をも変えられるほど奥が深いと語る。

社会貢献をPRに!「企業ファン」を作ることがこれからの時代を勝ち抜くすべ

クリエイティブPRが今後力を入れたい分野の一つは社会貢献を通じて企業のPRをしていく事。個人・NPO・企業のコラボレーションを通じ社会貢献活動につなげる「豪田ヨシオ部」を運営している。社会貢献というと硬いイメージがあるが「初めての人も初めてのことも楽しく活動」をモットーにクリエイティブPRの独自のセンスが光る企画がいくつかある。その一つが昨年から始まった「大学対抗ゴミ拾い甲子園」。170KMも続く荒川の河川ゴミを大学生が中心になり対抗形式で拾うイベントである。環境の勉強も交え、近隣住民のみでなく日本の未来を背負う若者を巻き込み大成功を収めた。認知度を上げたこのイベントは参加大学と企業数が増え、さらにパワーアップして今年も開催予定だ。
日本では浸透の浅いCSR(企業の社会的責任)に企業がもっと力を入れ、PRのツールとしてもっと活用してもらいたい。同じ部類の商品で20円高くてもその企業だから買う。そんな「企業ファン」をより多く増やす事が競争の激しいグローバル社会で勝ち抜くために必須だ。クリエイティブPRはそこにチャンスを見出し、新しい提案とサービスを提供しながら顧客企業と共に成長していきたいと話す平野さん。これからもユニークな発想を形にし、中小企業を元気にするためのサポートをしてくれるだろう。