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女性社長インタビューVol.43
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「(re)cover(リ・カバー)」 代表 メラニー・マレン(Melanie Mullen) さん
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信念を貫き、「暮らしを変える」環境コンサルティング事業へ。
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建物の屋上緑化や水の省エネ設備をはじめとする、住まいをグリーンにするコンサルティング会社(re)cover。若干26歳の社長のルーツは幼少時の葛藤。学生時代の奮闘、政界への参加を経て、現在は自分が目を配れる範囲で一人一人の生活を変える仕事に力を注ぐ。「Follow your heart」をモットーに様々な活動に関わってきたメラニーさんに、これまでの経緯を聞いた。
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始まりはシンプル。「私を育む環境に、感謝を示したい。」
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13歳のとき、「祈る以外にどうすれば自分は周りへの感謝の気持ちを表せるのだろう」と悩んだ末、自分のできる範囲から行動を起こすことにしました。そして、地域の環境を良くする活動に関わり始め、学生時代には、故郷のナイアガラの森を開発から守る活動を行ってきました。人類、そして地球上のすべての生物に等しく恩恵をもたらす活動が環境保護活動で、環境の健康なくして私たちの健康は成り立たないと考えたからです。その後、一活動家としてできることには限界があると感じ、「Change」を起こすため24歳の時、政治の世界に飛び込んでみました。政治の世界は男性優位ですし、攻撃的で、まるで私の性格とはかけ離れた場所だと思っていたのですが、自分が正しいと思うことを追い求めていくうちに、自然とそういう結論にたどり着いたのです。しかし一方で、「自分で目を配れる範囲で仕事をしていきたい」という願望もあり、一度政治の世界から離れ、半年ほど前に小規模の環境コンサルティング会社(re)coverを立ち上げました。
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大規模環境プロジェクトより、「暮らし方を変える」コンサルティングから。
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Green-novation(グリーンイノベーション)「(re) cover inc.」を立ち上げたのは、私にとって自然な成り行きです。私はあまり先の計画を立てるのが得意ではないので、起業も前から計画していたというよりは、学生時代にダウンタウンを蘇らせる活動などに関わっていたことの延長で始めました。大手企業に所属して空港などの大規模なプロジェクトのコンサルティングに関わることも考えたのですが、やはり、暮らしを根っこから変えていきたいとの思いが強かったため、人々の住まいを対象にした会社を立ち上げることにしました。
会社の事業内容は、1つ1つの家をより環境に優しい住まいにするコンサルティングで、どのように緑を家の中に配置するか、家具はどのようなものを選ぶと地球にやさしいか、などを1つ1つ話し合って考えていきます。たとえば、コーヒーひきを手動に変えるのもグリーンな住まいへの一歩で、環境にも優しい上、手を動かすことで健康にもいいんです。一言でいうとうちは「クリエイティブな問題解決屋」で、顧客とわが社のアーティストが力を合わせてブレインストームをすれば、一見突飛なアイディアだって実現できてしまうのです。「他にどんなことができるだろう?」と考えだすと本当に楽しいですし、話し合いの中で、家族の中にもいいコミュニケーションが生まれていきます。
事業の方針としては、利益の追求というより、「その後の一生の暮らし方指導」を第一にしています。「火を消すには一滴の水から」という言葉がありますが、一軒一軒でも、暮らしのスタイルを変えることは、持続可能な環境への一歩だと思っています。グリーンに変身したおうちを訪れた顧客の友人や知人から、お仕事が舞い込むこともあります。住まいをグリーンにすることは、そこを訪れる人に「私は環境を大事にします」という意識表示なのです。
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目標は「Keep it Going!」継続すること。
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私の今後の目標は、短期的、長期的にも、事業を継続することにつきます。世界は常に目まぐるしく変化していくのできっちりとした計画は立てていません。今のところ、グリーン運動はCoolなブームになっており人々の関心も高いです。けれども、この流行が過ぎたときにも未来に必ず余韻を残せるように、活動を継続していきたいです。
どんな活動でも、ハッピーでいること、仕事を楽しむ姿勢が大事だと思います。自分で自分の可能性を狭めないで。工夫しだいで人は前向きになれます。遊び心を忘れなければ、周りも共感しやすいのではないでしょうか。一般の人々は無関心なんかじゃありません。一人一人が内に「貢献したい」という情熱を持っているのです。人と人をつないで、共に知恵をしぼって、少しずつでも貢献しあえば、雪だるま式に活動の輪が広がります。そういった場を作っていくことが大好きです。
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一人なんかじゃない!自分を信じて一歩ずつ進みましょう!
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自分を信じて、正しいと思うことを大切にしてください。私もただひたすら、信じる道を一歩ずつ進んでここまできました。成長の速度よりも、進む方向を大事にして欲しいと思います。農薬のおかげで急速に成長する作物は、自然に大きくなる作物より優れていますか。決してそうではありません。また、女性ならではの視点を大事にして欲しいです。女性のプライオリティーは家族や愛、健康、育む心にあります。温かさを持って人と接する能力や周りに耳を傾ける素質が様々な分野で光をあてられつつあります。
そして、クリエイティブな思考を止めないでください。忙しくても、立ち止まって考える時間を作ってください。でないとアイディアが枯渇してしまいます。最後に、継続してください。 自分一人の力に無力感を感じたときは、思い出してください。あなたと志を共有する人々が世界中にいます。一人なんかじゃない。ほら、あなたのその一歩に対する拍手が聞こえてきませんか。
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あとがき
子供の頃の夢は「世界を優しく守る緑の翼を持った天使になること」だったというメラニーさん。その気持ちを忘れないよう、人前で話すときはいつも緑の羽のアクセサリーをつけているそうです。話していると本当にそうなるような気がしてくる、素敵な空気をもった方でした。 (インタビュー/ライティング:鶴薗 美穂)
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