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編集記事

【女性社長.net企画の編集記事】 識者・女性社長インタビューや女性社長のおすすめ商品など。

編集記事2008.06.05 (木)

「女性社長.net」突撃取材 vol.7  
MireyHIROKIの作品世界<後編>
「時が経つにつれて~そして100UMBRELLASまで」

       12_1

       MireyHIROKIの作品世界
       「時が経つにつれて~そして100UMBRELLASまで」
       【日程】:5月18日(日)~24日(土)(展示会終了)       
       【会場】:品川ターミナルラウンジ
       (http://terminallounge.jp/

<PROFILE>
MireyHIROKI(ミレイヒロキ)は2人の人間でありながら1人の芸術家としてクレヨンを画材に独自のタッチで高い評価を得る。また代表作品は仏TONNEINSの美術館、スペイン王室などへ永久保存されている。
最近ではミッキーマウス生誕75周年の為の絵画制作、イサムノグチ「AKARI」シリーズとコラボレーション。2007年には表参道ヒルズ大階段や渋谷交差点をキャンバスに見立てた大規模なインスタレーション作品「100UMBRELLAS」を制作。
2008年6月は京都鴨川にて100UMBRELLASの作品発表と同時開催では京都文化博物館、赤坂のギャラリーCOEXISTにて個展を控えている。
また世界的なスローライフ運動である「100万人のキャンドルナイト」をアートで伝える「TOKYO MILKY WAY」では6月19日と20日は赤坂の街に。6月21日は表参道ヒルズにMireyHIROKIの花のキャンドルが灯る。


MireyHIROKIお二人のインタビュー

前編では東代表とMireyHIROKIがコラボレーションに至った経緯と展覧会のレポートをした。後編の今回は、MireyHIROKIからのメッセージやそれぞれが現在に至った道のり、これからの展望に加え、ターミナルラウンジの東さんにもお話を伺った。


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        花モチーフのパンフレット

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          クレヨン画

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       壁一面に展示された作品たち

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    優しさ・懐かしさを思い出させるクレヨン

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   「100UMBLLERA」のECOビニール傘たち

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      東さん(右)とミレイさん(左)


―今回の展示会の意図は?
【ヒロキさん】:「LOVE&PEACE PROJECT」はアートを通してLOVE&PEACEの想い・願いを一緒に考え、「大切な何か」を育てようと始まりました。コンセプトは、ターミナルラウンジの目指す「人と情報が行き交う港」と共鳴し、確固たる志向を持ち来場者の心に響く展示会となりました。
【ミレイさん】:オリジナル作品はめったにお見せすることはないのですが、ジャパンポートのコンセプト、歴史ある空間、東さんの考え方などをお聞きし、是非一緒に開催したいと思いました。 MireyHIROKIのオリジナル作品を通し、観る方々へ“クレヨンのもつ可能性、「美」を生みだすあたたかい画材、そして誰もが持っている「純粋な心」に自然に語りかけてくれる「魔法のスティック」”ということ、皆さんの心へ届くよう思っております。

―お二人の出会いやこれまでの道のりを教えてください。
【ミレイさん】:日本では自分にとっての最適な方向性を見出せずにいたんです。私は自分の存在意義を探求するため渡米しました。そして、1991年にL.Aの大学に通うヒロキと出会いました。
【ヒロキさん】:出会った瞬間「この人だ!」と直感的に何かを感じる事が出来ました。
【ミレイさん】: 私も出会った瞬間に「この人は」と、目には見えない何か不思議なPOWERを感じました。特にパートナーをさがしていたわけではないのですが。きっと前世でもなんらか縁があったのでしょう。双子とか兄弟とか親子とか、もしくは一人の人間だったのかもしれません。

―二人のスタイルはいつ確立されましたか?
【ヒロキさん】:最初は1つのアトリエに2人でそれぞれが制作をしていました。そして資金が底を尽いた、でも描きたい気持ちがお互い抑えきれず、2人でアトリエに何か残った画材がないか探したんです。そして見つけたのが、ミレイが日本から持って来ていた12色のクレヨンだったのです。ミレイは小さな頃、自己表現の手段としてクレヨンで思いっきり絵を描く事が好きでした。だからアメリカに行く時もクレヨンをかばんの中に無意識に入れていたんだと思います。そしてクレヨンを見つけた僕達は自分達の「大切な何か」を探すように、思い出すように2人で1枚の紙にクレヨンを使って大事に描いて行きました。その時に描いた絵が今の代表的な「月と花」のモチーフだったのです。今思うとこれが本当の意味で、芸術家としての運命が始まったように思えます。

―お二人での作品の製作について。
【ヒロキさん】:ヒロキさん: 制作は既にお互いの頭の中にあるイメージを取り出していく事から始まり、後はキャンバスに直接向かいます。クレヨンとキャンバスと2人。必要なのは本当にそれだけです。作品制作の過程の中でお互いが迷ったときは自問自答して何のために活動しているかを良く考え芸術に関わった時の初心へ戻るように心がけています。特に作品制作にはミレイが持つ、「心・こだわりと執着心」が活かされています。お互いが持つ男性的な面・女性的な面が上手くミックスしているのではないかと思います。ミレイの作品へのこだわりは私よりも強いと感じています。そのため作品に初めて手を入れるのも、作品の完成を決めるのもミレイに任せています。 私たち二人でのみ生み出される作品は永遠の魂と共に未来へ受け継がれて行く事と信じて、これからも作品に込めた想いを大切しにし、100%芸術品として世の中に発信していきます。

―今後のジャパンポートとMireyHIROKIのコラボレーションについて。
今後、クレヨン画を楽しんでもらえるよう、子供向けと大人向け、また親子でのワークショップを展開する事をターミナルラウンジ代表の東さんと企画中です。 その時は是非とも女性社長netの方々にも参加して頂きたいと思っていますので よろしくお願いします。

―今後の活動について。
【ヒロキさん】:6月8日に「100UMBRELLAS」のイベントを京都鴨川で行います。 私達の花がデザインされた傘を100人の参加者の皆さんに鴨川河川敷で広げて歩いてもらい、ビニール傘に象徴される使い捨て問題を訴えます。同時に、街と人を取り込んだインスタレーションの創造を通じ、心と心のコミニケーションで壮大な愛の形を時間の流れと共に完成させる芸術作品を実地します。橋の上からは鴨川の流れとともに花の川が見ることが出来ます。

【MireyHIROKI】:自然の大切さと日本の魅力を世界に発信し続けたい。その思いを実現する手段として絵を描き続けます。
「愛の形、花の橋を架ける-そして鴨川がキャンバスになる」