10月12日札幌開催
「突然、社長になりました 」
10月12日(土)に札幌市で「突然、社長になりました ~ 事業承継経験者に聞く、承継の心構え ~」が開催されました。経営者の妻・息子・娘や、事業を承継するかもしれない従業員、さらに経営者ご自身も多数参加しました。
リアルな経験談から多くの学び
第一部トークセッションでは、突然の事業承継を経験した2名の女性経営者ゲストが登壇。 1人目は、岐阜県から有限会社古田商会 代表取締役の古田千賀子氏。36年間創業者である夫と共に会社の運営に携わり、2016年に夫が急逝。取引先のお客さんたちの後押しもあり、会社を引き継ぐ決心をしました。 もうひとりは、茨城県から株式会社茨城ケミカル代表取締役大和田美佳さん。2007年に父親の逝去後、母親が一旦会社を引き継ぐも、2010年に事業を継承しました。 古田さん、大和田さんの承継の詳しい経緯に加え、大変だったエピソード、取引先や家族の反応など、リアルなお話を伺いました。
50以上の質問が集まったワークセッション
第二部ではケーキとお飲み物を共に、参加者同士で承継に関する不安や悩みを共有し合うワークショップ。(一社)North-Woman繁富奈津子さんに、ファシリテーターとしてご協力をいただきました。
似た境遇の参加者同士でグループになり、リラックスした雰囲気でゲストへ聞きたいことや、第一部のトークを聞いて感じた不安を自由に吐き出しました。
ワークショップでは、備えておくべきスキルや知識は何か、家族とのコミュニケーションの取り方、承継後のモチベーションの保ち方はどう行っているかなど、50以上のゲストへの質問が集まりました。
大和田さんへは、ともに事業に関わった従業員との関係についての質問が多く寄せられました。
経営者の家族も経営者も、リアルな経験談に触発された3時間
当日は小学生や中学生とともに参加した経営者の家族や経営者たち。
参加者からは、事業承継への備えを考えるヒントを得られたという声を多くいただきました。
「事業承継は人それぞれ、タイミングがちょっと違うだけで状況が変わってくることもあるので、いろいろな方のお話を聞けるのはとてもありがたいと思いました。」(40代、女性、経営者)