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女性社長インタビュー

業歴5年以上の方をメインに、会社員時代のキャリアや独自のアイデアを活かしているスタートアップの方まで。
企業の裏話や事業継続の秘訣などを伺っています。

『姿勢改善』を通して美と健康をサポート<br/>”姿勢コンサルタント”武田まり子さん。
Interview vol.66

『姿勢改善』を通して美と健康をサポート
”姿勢コンサルタント”武田まり子さん。

スタイルアーバン六本木 武田まり子さん

http://www.styleurban.com/

通勤、職場でできる骨格矯正プログラムをオリジナル開発。ヒールでできる骨格矯正ウォーキングの第一人者として話題となり、「anan」「VOGUE」など雑誌や「めざましテレビ」や「とくダネ!」などのTV番組で特集される。短期間で結果を出すための、平日夜に通える個人向け、姿勢美人養成スクール“魅せる姿勢づくり”「スタイルアーバン六本木」、子供のための情操教育バレエとダンスが一緒に習えるお教室「エトワールダンススクール」を運営する。OSK日本歌劇団出身。著書に「夢をかなえる姿勢術」(サンクチュアリ出版)、「姿勢美人になる!『1日30秒立つだけダイエット』」(中経出版)。メルマガ「美脚・美尻・美背中になれる”姿勢美人ダイエット”の秘密!」。

『姿勢改善』を通して美と健康をサポート”姿勢コンサルタント”武田まり子さん。

コナミスポーツクラブ青山や広尾倶楽部でのトレーナー時代も合わせて約12年間で2000人以上の身体を見てきたプロだ。個人向けセミナーや企業向け研修のほか、自らが主宰する六本木のスタジオ「スタイルアーバン」でレッスンを行う。今回は武田さんに、姿勢に注目したきっかけ、「結果」へのこだわり、六本木にスタジオを持つ大変さ、雑誌掲載の大変さと想い、今後の展望について伺った。

せっかく美人なのに、立ち上がると「あれ?」

姿勢をよくすることには2つの効果がある。外見や印象など外面的影響と、ボディバランスの矯正による血行改善・肩こり解消など体の内側の影響だ。
姿勢と聞くと、整体や接骨院を思い浮かべる人も少なくないだろう。しかし「先生に直してもらうのではなく、レッスンを通して『正しく立つ』ことを身体で覚えて”習慣”にさせる」のが武田さんの仕事だ。
姿勢に注目したきっかけは、15年前。自身が参加したミス湘南コンテストだった。座っている時は綺麗な出場者たち。だが、立って歩くと「あれ?」武田さんは幼少時より打ち込んだクラシックバレエや舞台女優の経験から、魅せる姿勢を知っていた。しかし他の参加者は姿勢が悪いせいで、せっかく美人なのに自信がなさそうで、綺麗に見えなかった。
そして「美しい人をより美しく魅せたい!」という思いから姿勢に注目、「美しくなるためのバレエエクササイズ」を大人向けに考案。忙しく働く女性を対象にスポーツクラブで教え始め評判になり、個人ごとのエクササイズを提案したり、ダイエット本を出版した。これが「姿勢コンサルタント」のはじまりだった。

とにかく結果を出したい。

武田さんのこだわりは「結果」。「来てくれるからには結果を出したい。私にとって結果は、肩こりやスタイルのような、生徒さんの悩みの解決。過程を楽しむのも大事だけど、悩みを解決してあげたい!」
スタイルアーバン六本木でのレッスンは1クール2ヶ月のセミプライベート方式。必修のクラスが週1回、残り2日は自由参加。忙しければ必修のみ参加でも良いし、頑張って全て参加すれば1コマ3000円弱とかなりお得になる。1人1人ときちんと向き合う事を徹底し、それぞれの体の特徴をとらえる。2000人以上の生徒を見てきた経験をもとに、見て、触って、1度レッスンをすれば見極められるそうだ。たとえば、普段運動をしている人は、特定の部位だけが強くなりバランスが崩れている場合が多い。身体の特徴を見極めるのも、武田さんならの経験があってこそ。
また、「“スイッチが入らない人”をうまくモチベートするのも重要」と武田さん。鍵は生徒さんとのコミュニケーションだ。運動して素の状態になった生徒さんと話すことで、自分に甘いか厳しいか、褒められて伸びるか怒られて伸びるかなどタイプを見極め、宿題を出したり会話したり、うまくモチベートしてゆく。


六本木にスタジオを持つ、ということ

2006年に「生徒さんが教わりにきてくれる場所が欲しい」と始まったスタイルアーバン六本木。東京ミッドタウンの目の前という好立地だ。当時ミッドタウンはまだ建設中で賑わいもなかった。「でも、この町は変わる!とビビッと来たんです」と武田さん。結果、好立地にも関わらず家賃も安い、穴場スポットの獲得に成功した。しかし、それでも苦労は多かった。
最初は自分がトレーナーとして受け持った生徒さんの流入を期待したが、実際にはほとんどなかった。家賃がかかる以上、生徒さんを呼ばなくては…と考えた結果、近所のお客さん向けにエクササイズや習い事など、本来の自分のやりたいものとは違うことから始めた。徐々に「姿勢を良くするためのレッスン」など自分のやりたいことに近づけて1・2年ごとのリニューアルを繰り返し、現在の「姿勢美人養成スクール」となった。
「近づいてはいるけど、まだ完成じゃない。」と武田さん。たとえば、レッスンは3カ月にしたい。しかし、値段が高くなる上、「3ヶ月は続かないかも…」と敷居をあげてしまう。適度な価格と期間が2ヶ月だった。「『あ、少し変わってきたかな』というところで終わってしまう。忘れちゃわないかな、と少し不安になります(笑)」
しかし、悪いことばかりでもない。「効果が出たからもっと頑張りたいと、さらに1クール続けてくれる生徒さんも多い。合計4カ月やれば劇的に変わります。」


多くの人に結果を出してもらうための、2つの目標

武田さんの今後の目標は2つ。まずは「多くの人に伝えること」。多くの生徒さんが雑誌で知ってやってくるため、エクササイズの掲載は大切なPRだ。雑誌発売の時期を逆算し、ページ数にあわせて「3つで効果が出るもの」などメニューをそれぞれ作る必要があり、大変だ。
生徒さんの多くは、記事を読んですぐではなく、半年ほど経ってからやってくる。「記事のことを気に留めながらも自分なりに他のことを色々試して、それでも結果が出なくて、そんな時にふと思い出して来るんだと思います。だから、なんとか伝えたい、覚えておいてほしいと思って頑張って書いてしまうんですよね。」ひとつひとつ作りこまれたエクササイズの提案は好評で、女性誌同士で紹介され、取材依頼がくることも多いそうだ。
もう1つトライしてみたいことは商品の開発。「これまでおすすめ商品を伝えたり、アドバイザリーのお仕事は何度か頂きました。ですが、ゼロから開発に携わる完全オリジナルの商品を手がけてみたい。」と武田さん。日常生活に姿勢矯正を取り入れられるものやエクササイズに使うグッズの制作を通して、さらに結果を出したいと考えているそうだ。結果主義!な姿勢のプロ、武田まり子さん。今後の活躍に注目だ。

(インタビュー・ライティング/保田直樹)