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女性社長インタビュー

業歴5年以上の方をメインに、会社員時代のキャリアや独自のアイデアを活かしているスタートアップの方まで。
企業の裏話や事業継続の秘訣などを伺っています。

J300の寄付先、<br/>ヒューマン・ライツ・ウォッチを<br/>あらためてご紹介
Interview vol.45

J300の寄付先、
ヒューマン・ライツ・ウォッチを
あらためてご紹介

国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ 土井香苗さん

http://www.hrw.org/ja

1975年、神奈川県横浜生まれ。学生時代は司法試験合格を目指すとともにピースボートでボランティア活動に参加。検事職に「女性枠」があると知り、同期の司法修習生と共に女性枠撤廃運動を始める。弁護士登録後、難民の人権保護活動、 反戦運動「イラク国際戦犯民衆法廷」の検事役として活躍。ニューヨーク大学ロースクールにて留学生活の後、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチでフェローとなる。2009年4月に同団体の東京オフィスを設立。現在は代表として人権保護活動に従事している。

J300の寄付先、ヒューマン・ライツ・ウォッチをあらためてご紹介

2009年度J300の物品販売の10%を寄付させていただいたヒューマン・ライツ・ウォッチさまについて、ここであらためてご紹介。本年度J300では昨年に加えて新しいチャリティーの仕組みを導入する予定です。セミナーの参加費は無料ですが、「参加してよかった!」と感じたら自分なりの評価で一口千円の「投げ銭」を寄付していただこうと考えております。集まった金額は、全額J300よりヒューマン・ライツ・ウォッチに寄付させていただきます。いわゆる典型的な人権問題のみならず、子ども・女性・ビジネスに関わる人権など包括的に人々の尊厳の実現に向けて活躍するヒューマン・ライツ・ウォッチの活動と、東京オフィスの役割について伺いました。

ヒューマン・ライツ・ウォッチとは?

世界80カ国以上で活動する国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、弁護士、元政府関係者、研究者など、多彩なバックグラウンドを持つ専門家集団。1978年に設立されてから、現在では80カ国以上の人権状況を常時モニターしている。東京オフィスは2009年4月に開設。独立性を確保するため、政府からの資金援助はいっさい受けずに、活動源は個人や私立財団の寄付のみで運営されている。Investigate(調査する)、Expose(知らせる)、そしてChange(変化をもたらす)の三つのプロセスを通して、悲惨な現実の原因となっている政策や実態を明らかにし、解決する。

東京オフィスの活動

○ ヒューマン・ライツ・ウォッチの情報を日本語に翻訳。
○ 政府に日本の取るべき政策を提言。
○ 記者会見を通して日本メディアにおける人権報道を増やす活動。
○ 持続的な活動を可能にするために、ファンド・レイジングイベントも積極的に行っている。


土井さんから女性社長.net会員へ向けてメッセージとこの1年の抱負を伺いました。

【メッセージ】
“責任者としてビジネスを始める女性、リスクをとる女性の皆様すてきです!もっともっと、女性のデシジョンメーカーが増えていくように、お互い励まし合って参りましょう。中でも重点的に取り組んでいるのが、日本の外交を、より人権を重視したものに変えることです。日本の外交的影響力は大きく、世界各地で続く虐殺や拷問、女性や子どもの差別などを止めるポテンシャルがあるのですが、残念ながら日本はこれをあまり使っていないので・・・今後は、「政権の側」だけでなく、「人びとの側」にたつ日本外交を実現すべく努力中です。
これまで日本では、物やお金やサービスをわたす「支援」が主でした。ただし、いつまでも支援を続けることはできないので、問題の解決も必要です。ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動は、そういう日本ではまだ新しい活動なんですね”

【この1年で目指していくこと。】
“日本の外交の柱にひとつは人権、とはっきりしてもらうこと。寄付を充実させて運営基盤を安定化すること。メディアにたくさん世界の人権問題を取り上げてもらうこと。”