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女性社長インタビュー

業歴5年以上の方をメインに、会社員時代のキャリアや独自のアイデアを活かしているスタートアップの方まで。
企業の裏話や事業継続の秘訣などを伺っています。

理想の自分を目指し、とにかく前進。
Interview vol.32【前編】

理想の自分を目指し、とにかく前進。

株式会社NATULUCK 菅原 智美さん

http://www.natuluck.com/

平成元年全日空エンタープライズ入社、平成5年リクルート株式会社に入社しキャリアを磨き、平成7年LiCROSS株式会社入社。入社時5名だった同社を10年で従業員100名、年商40億の会社成長に寄与。その功績が認められ代表取締役に就任した後、平成19年6月、女性起業家の社会進出と育成を目的とした株式会社NATULUCKを設立。

理想の自分を目指し、とにかく前進。

NATULUCKは四ツ谷(東京)にて会議・商談・ミーティングなど、働く女性やビジネスマンが落ち着いて仕事をするためのビジネススペースを提供、さらに女性同士の交流の場としても注目の施設。菅原社長がこの現在の事業に至った背景には、溢れるバイタリティと「自立」の精神、そして、数々の人生の転機がありました。 今週のインタビュー前編では、彼女が現在の事業に至るまでの経緯について伺った。

「自立」に敏感。社会人になって女性ソムリエを目指す。

小さい頃から、早く働きたい、稼ぎたいという願望を強く持っていました。両親供に自営で、父は建設業、母はお弁当屋さんや喫茶店を経営していました。間近で社員の方々にに給料袋を渡す両親の姿を見て憧れていたんです。だから、早く働きたい!と思っていました。また、高校時代に強く「自立」を意識した出来事が・・・・・・。高校受験の際、私は猛烈に勉強して志望校に合格したのですが、父の仕事の関係で熊本に転校することになったんです。せっかく頑張って入学したのでがっかりしました。また自分の意志ではどうにもならないことも痛感。この出来事で「自立」ということを強く意識するようになりました。
熊本に転校してからの高校時代はアルバイト三昧。マクドナルドなどのファーストフード店など、とにかくたくさんの仕事を経験しました。高校卒業までには200万円の貯金をしたんです。親には「そのお金でマンションを買う!」と豪語していました(笑)結局貯めたお金はあっという間になくなりましたけど・・・・。免許を取ったり、自動販売機の代理店ビジネスに引っかかったりして・・・。いい勉強になりました。直感で行動するのは今も同じです。とにかく、稼ぐ楽しさも体験し、卒業後は東京への就職を迷わず決めました。

ビッグになろうと、東京へ。ソムリエを経験。

高校卒業後は、「とにかくビッグになろう!」と東京の全日空エンタープライズに就職。 全日空ホテルで働いていました。同社は大企業。私に会った事もない人事部が人事を行います。働いていくうちに高卒の私は、「年功序列」、「学歴重視」を感じる評価制度に不満を持ち始めました。何か技術を身に着けたい!と思い、出会ったのがソムリエです。たまたまソムリエコンテストを見学に行った際、香り、外見だけでワインの銘柄、年代が判るソムリエの姿が手品師のようだと感動しました。しかも、当時、女性ソムリエが少なかったのですが努力をすれば男性に負けない仕事ができると、女性ソムリエを目指すことにしたのです。休みの日はソムリエスクールに通い、早番で仕事が終わると、フレンチレストランのディナーを手伝いソムリエの経験を積みました。
ところがこのフレンチレストランでも転機が!。フレンチレストランのお客様は一日に数十万、一本10万以上するワインを楽しんでいる。一方サーブする側のソムリエは、社員食堂でご飯を食べ普通の食事をしています。大きなギャップを感じたのです。ワインは好きですが、私はサービスする側ではなく、サービスを受ける側になりたい!と強く思い将来の起業を意識して転職を決意しました。

稼げる自分になる為に、とにかく転職!

転職の基準は、自分が評価され稼げる人間になること。目標は「30歳までに年収1000万円」です。営業力をつけようと思いリクルートに入社しました。飛び込み営業で経験を積みました。大変でしたがとても楽しかったです。半年後に、リクルートでお世話になった女性マネージャーが突然、携帯電話の販売会社転職。「一緒にに来ないか?」と誘っていただきましたがお断りしていました。正直、当時(1994年頃)は、お金持ちしか携帯が持てない時代。ぴんときていなかったのですね。何度もお誘いいただいていて、「社長と食事をするだけなら・・・」とご一緒させていただきました。その時、私は率直に「携帯市場がどうなるか判らない中、この携帯販売会社は今後どうなるとお考えですか?」と質問したとき、「携帯市場もこの会社の5~10年後も、君が作ってくれ。」と言われびっくりしました。
リクルートのような大きな組織を自分はどうすることもできない。だけど、小さい会社でなら自分の力を存分に発揮することができるかもしれない、と転職を決意。またお給料交渉も社長が上手でしたね。リクルートの時より月+10万は欲しい!と伝えると、社長が、「前給保障はするが、それ以上は歩合ならOK」と。頑張った分だけ稼げるなら!と非常にやる気になったのが懐かしいです。
※6月26日、後編にてNATULUCKの全貌が明らかになります。 お楽しみに!