編集記事2018.08.03 (金)
【レポート】Dare My First Step
– 世界の女性アントレプレナーに学ぶ
「社会を変える私のファーストステップ」-
7月18日(水)、お茶の水女子大学主催、カルティエ、女性社長.net協力のもと、
『Dare My First Step – 世界の女性アントレプレナーに学ぶ「社会を変える私のファーストステップ」 – 』講演会を開催しました。
「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ アワード(CWIA)2018」受賞者である女性起業家2名が登壇、学生に対するメッセージと共に、自身が行う事業についてお話ししていただきました。
【登壇者紹介】
◆クリスティナ・ツヴェタノヴァ BLITAB TechnologyCEO(2018年度CWIAヨーロッパ地区受賞者)
大学で出会った視覚障害を持つ同級生の苦闘を目にし、大学に視覚障害者の為のインフラと支援が欠けていることに気付きました。そして自社Blitab Technology を設立、世界初、テキストを画面上で点字に変換できる触覚タブレット BLITAB を開発しました。
学生へのメッセージは “周りと違ったっていい。今までいた場所など、過去にとらわれずに、あなたらしく居続けること。”
彼女の出身国ブルガリアは、EUのイノベーションスコアが最低レベルだったといいます。
自分の環境や過去の経験にとらわれず、可能性を信じてチャレンジすることが大切という言葉が送られました。
◆イーディン・ユー Twiage創業者(2018年度CWIA北米地区受賞者)
アメリカの研修医である彼女は、救急車到着時に患者情報を照合する際の従来のやり方が、速やかな診断と治療を阻害、そのために毎年何百万もの人が後遺症が残ってしまっていると問題視し、救急車から病院へ患者のリアルタイムデータを送信可能にするデジタルプラットフォームを作りました。Twiageによって一人あたり14分の節約につながり、3年間で1,000万人の命を救うことにつながったそうです。
そんな彼女から学生に送られたメッセージは
“3年前、自分が事業を立ち上げ、この場に立っているとは想像もしていなかった。あなたも3年後何が起こるかわからない。”
失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてほしいという強い願いが込められていました。
本イベントは、お茶大の先生方やカルティエ関係者の方々のご協力もあり、大学生や社会人など100人以上の参加者にお集まりいただき、大盛況のうちに終えることが出来ました。