安倍首相が今春表明したコーポレートガバナンス・コード（企業統治方針）の改定方針を受け「上場企業に対し、女性の取締役を一人以上登用する」動きが高まっています。
今年６月の株主総会ではトヨタ自動車、日産自動車などの大手企業で初の女性取締役が誕生しました。

全国株懇連合会によると、女性取締役が存在した企業の数は
2014年11.9％だったのが2017年には27.7％（上場企業１７２５社中４７７社）にアップ！
取締役会に「ジェンダーや国際性の面を含む多様性」を求める動きが顕著になってきています。

しかし人数ベースでみると、国内上場企業の女性役員（監査役や執行役含む）比率は
わずか3.7％　（米１８％、英２３％、仏３４％）で、まだまだ発展途上段階にあります。
　　　　　（東洋経済新聞社　「役員四季報」2017年版・内閣府　女性役員情報サイト）

女性に熱視線が送られているこうした世の流れを受け、女性社長.netでは６月から
『女性経営者に特化した社外取締役サービス』　をスタートしました。
社外会議でのお作法を共有する有料メルマガを創刊するなど、新しい取り組みにチャレンジしています。

「日本は海外と比べてどうなってる？」「女性社外取締役に求められることって？」
社外取締役に関する興味深い論文「社外取締役の役割―取締役会改革、女性社外取締役の現状分析」（江川雅子，２０１７）の内容を中心に、女性社長.netならではの目線から、時に話題になったＮＥＷＳと絡めつつこれから不定期にご紹介していきます。お楽しみに！