編集記事2009.11.19 (木)
女性社長.netのフィジビリティ・スタディ
女性社長×MBAホルダーの事業計画ブレスト
女性社長×MBAホルダー「リアルケースワークショップ」
女性社長.netの試みとして、MBAホルダーの方々とともに事業の整理をし 事業計画をあらためて立て直す「リアルケースワークショップ」を2日間(10/3・31)10時間にかけ 実施した。
4社の女性経営者と14名のMBAホルダー(在学中含む)が参加した。
そもそもスモールビジネスの長、女性社長たちの悩み。
小規模企業で運営を行う女性社長からよく伺うことは・・・・・・
・日々、立ち止まって戦略の見直しをする機会が少ない
・内部に一緒に経営戦略を立てるブレストができる人材がいない
・外部の目で客観的にプラスアルファの知恵が欲しい といったお話しを聞く。
一方、事業課題・強みが明確になっていなければ、今後、経営資源の集中や短期的な行動計画にブレが生じてムダなことも多く発生する。また、他社とコラボレーションをするにも、アライアンス企業のイメージを具体的に伝えられない。
ということで今回のプログラムを実施した。
女性社長の頭の中身を外に出す
事業計画は、漠然と社長の頭の中に入っているケースが多い。
今回のリアルケースワークショップでは、MBAホルダーの方々が各社長に2-3名ずつつき、
以下の内容をあらためて実施した。
1.まず、事業を見直す機会をつくる!
2.事業を客観的に第三者にみてもらう!
3.ビジョンを明確にし、現状の課題を洗い出す!
4.事業の理想形(数字を含む)を描き、課題解決の具体策を紙に落とし込む!通常の流れと一緒ながら、MBAの方々の学んできたメソッドを活用しながら女性社長陣がどんどんMBA側の質問に答え、MBAの方々がまとめて、発表を行う形が取られた。
他グループからの質問にも、MBAホルダーの方々が積極的に答えるなど、女性社長たちのサポーターであり時には代弁者となった。
参加者の皆様の感想
・紙に書き出すことで、実際に集中すべきポイントがわかりやすくなった。
・第三者が自社のことを真剣に考えてくれる機会が貴重だった。
・今回の資料を会社の壁に張り出して励みにします。
などなど、あらためて貴重な時間を費やしたことに対する充実感と成果を感じていただいた。
また、MBAホルダー側も
・思わず会社に感情移入してしまった。今後の皆さんの活躍が気になる。
・経営者の方々はすでにやるべきことはあらかた漠然と見えている。あらためて頭を整理する機会をもちサポートしていきたい。
という温かいコメントをいただいた。
【ケースを実施してみて】
今回は、あらためて女性社長の頭の中を整理するよい機会となりました。 事業計画は、なかなか立ち止まって作ったり見返す余裕がなかったりしますが、実際に書き起こすことでリアルにやるべきことが見えてきたことを女性経営者たちの変化で感じました。また顧客に対して、強みを上手く伝えられているかを問い返す機会となり第三者とともにプログラムを実施することの効果を実感できました。今後も女性社長.netとして経営者の方々の事業をサポートできるよう努めてまいります。